阪神大震災からもう16年になる。以後、非常食や防災グッズを揃えてリュックにまとめ、いざという時の為に備えていたが、引越でどこかわからなくなってしまっていた。時が経つと防災意識も薄れていく。今回の大地震ではまったく無防備だった。家族との連絡の取り方、いざという時の避難場所、地震後の備え。また改めて家族で、認識、確認しあった。
昨日から選抜高校野球が始まった。選手宣誓をやった創志学園の野山主将の言葉がすばらしかった。「生かされている命に感謝し、全身全霊で生々堂々とプレーします。」彼は阪神大震災の年に生まれたという。まだ16才の彼の言葉は国民みんなの胸に深く刻まれるだろう。
それに比べて、プロ野球セリーグの開催日にまつわるごたごたは情けない。計画停電で仕事や家事に苦労して、でも我慢している人達が一杯いる。このことをわかってて行動しているとしたら腹立たしく、むなしい。